仕事柄いろんな方のビレイを見ていますが、やっぱり間違いが多いのは
グリグリでのビレイだとおもいます。
グリグリ=自動で止まる!
って考えは間違いではありませんが、正解でもない(気がします)
実際にフォールしたときに制動がかからなくグランドフォールしたという報告
も数件あります。(多くがロープとの相性ですが...)
僕が考えるに、グリグリの使い方は基本ATCと同じなんです!
決して手を離していいというものではないんです。
もし制動が効かずにズルズルとロープが滑っていったらクライマーはどうなるでしょう?
地面に落ちてしまうことは容易に想像できます。
最近では10mmをきる太さのロープが主体になってきています。
知っているクライマーはどれだけいるか分かりませんが、グリグリに記載されている
適合ロープレンジは11mm~10mmです。
「グリグリ+10mm以下のロープは滑る」と考えて間違いないと思います。
そう思ったら手を離すなんて行為は恐ろしくて出来ないはずです。
グリグリのロックはあくまで「サポート」と考えるべきでしょう。
あとはリードのビレイ時にレバー部を常に手のひらで押さえてる方でしょうか...
これは明らかに間違ったビレイ方法です。押さえたままだとフォールしたときにロックが
かかりません。リード時のロープの繰り出しについては日本でpetzl製品を扱っている
アルテリア
www.alteria.co.jpに記載されています。
ロープをグリグリに押し込むor一時的に押さえるという方法が説明してありました。
今一度
ビレイヤーはクライマーの命を預かっている
という意識をもってビレイしてもらいたいです。多少の緊張感は必要です!
どんなグレードでも、いつ落ちてもおかしくありません。
人工壁ではホールドが回る・割れるかもしれません。
外岩でも岩が欠けることなんか良くあります!
どんなときでも集中してビレイをしてもらいたいです。
クライミングは死と隣り合わせの行為だということを頭の片隅に置いといてほしい。
偉そうなことを書きましたが、事故無く楽しくクライミングを楽しみましょう!!
ってことがいいたいんですw
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